坂柳有栖の日常―期末試験の裏側編―

坂柳有栖の日常―期末試験の裏側編―

 

坂柳の心理描写が初めて綴られた、『月刊コミックアライブ2017年10月号』の付録のショートストーリーです。

電子版には付録のSSがないので紙面の方に目を通しましょう。
坂柳さんは、元生徒会長・堀北学と互角以上の戦いをみせた清隆氏に首ったけのよう。
それも、体育祭のリレーの情景が夢に繰り返し出てくるくらいにです。
地の文では、「まるで恋する乙女のように、私は常に綾小路くんのことを考えている。彼がこの学校にいる理由やDクラス在籍の理由など知る必要はない。ただ彼がこの学校にいて、私の敵として存在している。それだけで十分。」とあります。

 

期末試験の戦い方の話になり(6巻参照)、
坂柳はBクラスと戦う案を。葛城はDクラスかCクラスを狙うと意見が分かれます。

 

坂柳の地の文「こんなことを彼(葛城)に話しても仕方がないことでしょうね。基本に忠実であることは強みですが、私にとっては退屈極まりない。基本戦術など10年前に通り過ぎた道。」

葛城「おまえを満足させるのは龍園のような変わり者だけなのだろうな」
坂柳「そうかもしれませんね。あなたや一之瀬さんのような人に興味はありません」
地の文「確かに龍園くんは面白い人材ではある。あのタイプは似通った者は多くとも、真に抜けることが出来るのはごく一部。この学校で唯一私を楽しませることが出来たかも知れない人。とはいえ、それももう過去の話。綾小路清隆くんに出会った以上、もはやそれ以外の生徒は眼中にありませんね。」

 

最初は龍園に興味があったようですが、今となっては、あやのんに夢中の様です。

基本戦術など10年前に通り過ぎた道と書いてあります。

坂柳は15, 16歳と思われるので、5歳にして基本戦術が使えたということでしょうか。

だとしたら、恐ろしすぎますね。

 

葛城「おまえのやり方は大勢を不幸にする。俺はそう見ている」
坂柳「そうかもしれませんね」
地の文「私は、彼を直接負かすことさえできればAクラスヘのこだわりはない。Bクラスに落ちようと構わないさえ、今は思っている。彼さえ倒せば、この学校を去ることをまた、ひとつの選択肢に入ってくるでしょう」

 

綾鷹を倒すというのは本当で、Aクラスのことなど、どうでもいいみたいです。
どんな手を使ってくるか楽しみですね。

続いて、葛城がAクラスのリーダー争いから降りる旨の発言があり、
無人島(3巻参照)で“あの契約”があったそう。
葛城と戸塚は坂柳には協力しないと、はねつけます。

 

坂柳「戦うことを放棄したのなら、背中から討つような真似はしませんよ。元々葛城くんと相反したのも、私が個人的な暇つぶしから始めたことですしね」

 

もはや不要の産物と地の文に書かれています。

 

※真澄:体育祭の後、玄関に呼び出したヤツ(5巻参照)。

 

真澄「だったら私の役目も終わり?」
坂柳「確かに、もうあなたに葛城くんを見張ってもらう必要はありません。しかし仕事はありますよ。次は綾小路くんを見張ってもらうことにしましょうか」
真澄「綾小路ってリレーのヤツでしょ? Dクラスの生徒を気にかける理由は何?」
坂柳「興味がありますか?」
真澄「別に。どうせあんたの悪癖の何かでしょ」
坂柳「ふふっ、よくお分かりで。真澄さんの悪癖のように楽しめそうな人なのです」

どうやら真澄の弱みを握っているようです。

坂柳「私がその気になれば、今すぐにでもあなたを葬れますよ?」

坂柳さんは「葬る」という言葉が好きなようです。
きよぽんが軽井沢を走狗にしているように、坂柳さんも真澄(神室 真澄)を駒にしているようです。
これで坂柳さんが鈴音のように無能だったら笑ってしまいますね。

 

地の文「あの日見た彼から、どれだけの成長を遂げたのか、それを見るのが本当に楽しみです」

 

「あの日」というのは、ホワイトルームのことでしょうか。

 それとも……。